口腔ケア・歯科衛生士の取り組み

〜口腔ケアとは、虫歯や歯周病の予防及び口腔内環境の整備〜

　【目的】

口腔の正常な機能を維持増進し、歯科口腔疾患の予防・改善をすることにより全身の健康状態を維持増進すること

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　【医学的利点】

・呼吸機能向上
・誤嚥性肺炎の予防
・栄養状態の改善
・ＱＯＬの向上

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　【食への支援】

・口腔内の衛生状態改善と保持
・食事形態の検討
・体力向上及び健康維持
・食欲増進

　【口腔ケア指針】
　

　１．総則

医療法人光陽会　横浜いずみ介護老人保健施設（以下「当施設」という）は、入所者の虫歯や歯周病の予防及び口腔内環境の整備を行い、口腔粘膜の刺激による嚥下反射、咳嗽反射の維持・改善をはかる。そして、口腔の正常な機能を向上し、全身の健康状態を維持・増進することを目的として積極的な取り組みを行う事とする。

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　２．専門的ケアの提供

（１）常勤または非常勤の歯科衛生士の配置
（２）協力歯科医療機関との連携により適切な歯科診療を行う
（３）いずみ台病院歯科医師による歯科衛生士に対する技術的助言指導を毎月実施し、歯科衛生士はその内容を看護師　　　及び介護士に指導する
（４）ケアプランの作成、見直しの際には必ず口腔状態と口腔衛生のアセスメントを全入所者に対して実施し、結果に　　　応じて必要な場合、適切な個別口腔ケア支援計画を施設介護計画に組み入れることとする

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　３．口腔ケアの原則

・経口摂取の入居者には毎食後に行う
・経管栄養の入居者は一日に２回行う
・入所者ごとに口腔ケアの方法を検討し、画一的にならない
・口腔ケアの必要性を説明し、認識させる
・入所者に適した用具の選択を行う
・入所者の自立度に適した援助の程度、範囲を決定する
・口腔ケアが安全、効率よく出来る順序を考慮する
・口腔ケアの効果を実感させる

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